【狂気】決しておすすめできない危険すぎる映画「ジョーカー」のあらすじや見どころをネタバレなしで紹介!
前から見たかったので遂に見てきました話題の「ジョーカー」。
ジョーカーは全米映画ランキングが公開され興行収入は9,620万2,337ドル(約106億円)を記録して大ヒットで初登場1位に輝いた!
ジョーカーは夢を追いかける売れない大道芸人「アーサーフレック」がどのようにして狂い凶悪「ジョーカー」になっていくのかを描いた作品です!
私の見た感想を率直に述べると「こりゃヒットするわ。」と思ってしまいました。
ただそれは単にこの映画が面白かったからとかそんな意味ではない。
とにかくメッセージ性が強く本作の主人公ジョーカーことアーサーフレックにとてつもなく感情移入してしまうからだ。
我々と変わらない普通の人間がどのようにして狂い壊れていってしまうのか、悪の道へと落ちていってしまうのか。
そんなことがリアルに描かれた作品になっています。
こんなことを言ったら問題かもしれないが主人公のジョーカーが狂ってしまったことを少し理解できてしまう自分もいたのです。
米国では「ダークナイト」という別の映画に出てくるジョーカーに影響されて本当に銃乱射事件が起きています。
今作の映画「ジョーカー」もそれくらい人の心理に訴えかけてくる映画かもしれない。
タイトルの「決しておすすめできない」の意味は見てしまった人間の心理状態を大きく変えてしまうほどの影響力のある映画だと思ったからです。
なので心の病んでいるような人は無理して見に行くのはやめた方がいいでしょう。本当に病みます。笑 それくらい暗い構成になっているので。
前置きが長くなってしまいました。
というわけで今回はそんな決しておすすめできない映画「ジョーカー」のあらすじや見どころをネタバレなしで紹介していきます!
- 決しておすすめできない危険な映画「ジョーカー」のあらすじや見どころを紹介!
- ジョーカーの見どころを紹介!
- まとめ:ジョーカーが誕生するよりもジョーカーを誕生させてしまう可能性がある世の中に恐ろしさを感じた
決しておすすめできない危険な映画「ジョーカー」のあらすじや見どころを紹介!
ジョーカーはドットフィリッピス監督に手がけられた作品で2019年10月4日に公開された映画です!
ジョーカー予告編
ジョーカーのあらすじ
「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大都会で大道芸人として生きるアーサー。しかし、コメディアンとして世界に笑顔を届けようとしていたはずのひとりの男は、やがて狂気あふれる悪へと変貌していく。
キャスト&スタッフ
【キャスト】
ホアキン・フェニックス(アーサーフレック/ジョーカー)
ロバート・デ・ニーロ(マレー・フランクリン)
サジー・ビーツ(ソフィー・デュモンド)
フランセス・コンロイ(ペニー・フレック)
ビル・キャンプ(ギャリティ刑事)
シェー・ウィガム(バーク刑事)
ブレット・カレン(トーマス・ウェイン)
グレン・フレシュラー(ランダル)
リー・ギル(ゲイリー)
ダグラス・ホッジ(アルフレッド・ペニーワース)
ダンテ・ペレイラ(ブルース・ウェイン)
【スタッフ】
監督:ドッド・フィリップス
制作:ドッドフィリップス、ブラッドリー・クーパー、エマ・ティリンガー・コスコフ
制作総指揮:マイケル・E・ウスラン、ウォルター・ハマダ、アーロン・L・ギルバート、ジョセフ・ガーナー、リチャード・バラッタ、ブルース・バーマン
脚本:ドッド・フィリップス、スコット・シルバー
撮影:ローレンス・シャー
美術:マーク・フリードバーグ
編集:ジェフ・グロス
衣装:マーク・ブリッジス
音楽:ヒドゥル・グドナドッティル
音楽監修:ランドール・ポスター、ジョージ・ドレイコリアス
ジョーカーの見どころを紹介!
さてここではジョーカーの見どころを紹介していきます。
見どころは以下です!
1.切なくも狂気に満ちたアーサーフレックの人生
2.ホアキン・フェニックスの凄まじい演技力
3.絶望の中に見えた一つの光
それぞれ解説します!
1.切なくも狂気に満ちたアーサーフレックの人生
アーサーフレックはあらすじにもある通りコメディアンを目指す大都会の売れない大道芸人として病気のある母を看病しながら生活しています。
「どんなときでも笑顔で人々を楽しませるような人になりなさい」という母親の言葉を信じ必至に生きていました。
しかしアーサーフレックの人生はとてもじゃないけど笑顔で溢れたような人生でありません。
精神疾患をもちながら誰一人味方はいない状況で次々に悲劇が遅います。本当にどん底で見ていて悲しくなってしまうほどでした。
そんな中である出来事がきっかけになりアーサーの中で何かが壊れ始めてしまいます。
アーサーフレックは本当にそこらへんにいる普通の人のような印象です。人とコミュニケーションを取るのが下手で貧困、悪いことは悪いと判断できる人でした。
だからこそ、そんなアーサーに感情移入してしまう人もいるのではないでしょうか?
幸い私の人生はアーサーフレックと比べて恵まれおり、まだまだ希望があります。
しかしもし仮に自分がアーサーフレックのような人生を歩んでしまったと仮定をしたら正気を保てるかはわかりません。
さすがに自分以外の誰かに襲いかかるなどのことはしなくとも普通の生活を歩むことはできないでしょうね。
アーサーフレックのような人生は非現実的なことではなく普通にこの現実世界でも溢れていることが恐ろしいところです。
2.ホアキン・フェニックスの凄まじい演技力
本作の主人公でもあるジョーカーことアーサーフレックを演じているのがこのホアキン・フェニックスです。
実はこの俳優のことは前から知ってはいたのですが、そこまで注目はしていませんでした。
しかしながら本作を見てそのズバ抜けた演技力には終始驚かされました。
アーサーの平凡的だけど少し情緒不安定な感じや狂っていく様が本当にリアリティに溢れていてものすごく引き込まれてしまいました。
このジョーカーという映画はこの俳優があってこその完成度のようにも感じるほどです。
またジョーカーを演じるにあたってホアキンフェニックスは相当な減量をしていることからこの映画への入れ込み方も半端ではないようにも思います。
まさにプロの俳優と言わざるを得ないものをかんじました。
劇場に足を運んだ際にはホアキン・フェニックスの演技に注目です。いや注目せざるを得ないでしょう。
3.絶望の中に見えた一つの光
これは人によって感じ方は違うでしょうが、アーサーが闇の世界へ落ちていく中で1つだけ希望の光が見える場面があります。
個人的にそれ以外は殆どが絶望の連続でした。
これに関してはあまり言ってしまうとネタバレになってしまうので本編を見てみて確認してみてください。
バットマンシリーズを知らない人は気づきにくいかもしれませんね!
そんな感じでした!
まとめ:ジョーカーが誕生するよりもジョーカーを誕生させてしまう可能性がある世の中に恐ろしさを感じた
以上が決しておすすめできない危険な映画「ジョーカー」のあらすじや見どころについての紹介でした!
どんな理由があっても人を殺めてしまうようなことは絶対にあってはなりません。犯罪を助長するような映画はどうかと思う部分もあります。
しかしながら私が思うのはこれを見てジョーカーになってしまう人が現れてしまう恐怖よりもジョーカーを生み出してしまうような人達が世の中に溢れてしまうことの方が恐ろしいのです。
私も含めですが今の社会は悲しいことにジョーカーを生み出してしまうような人達がたくさん溢れていると思います。
ネットを見れば必ずと言って良いほどの誹謗中傷の嵐。
知らず知らずのうちに他人を傷つけてしまったりすることもあれば、たった1つの言葉で救われる人もいることでしょう。
あくまでこの映画はフィクションではありますが、現実でも全然ありえる話です。
ジョーカーの狂気的な恐ろしさに注目する人もいるかもしれませんが、私はジョーカーを誕生させてしまった周りの人間や環境にこの映画をみて恐ろしさを感じたのです。
もしアーサーフレックに一人でも理解してくる味方のような存在がいたらどうだったのだろうかと、どうしても思ってしまうのです…
タイトルにおすすめできない危険映画と書きましたし、世間でもこのような映画は中止すべきだという声もあります。
確かに正しいかも分かりません。
しかしながら私はそれを踏まえた上でも、やはりこの映画を見てほしいと思っています。
人に対しての接し方や言葉の使い方というのは理解しているつもりで実は全く理解できていないということが往々にしてあることだと思います。
視点を変えて見てみればそのような当たり前かつ大切なことに気づかせてくれる映画だなと素直に感じました。
だからと言って無理してみることはありません。人によっては本当に嫌な気持ちになる人もいるかもしれませんので…
ぜひ私のこの記事を参考にして鑑賞するかどうかのご判断をしていただければと思っています。
今回は以上です。